2014年11月16日日曜日

【日本一周69日目1023】被災地へ。言葉にならない風景。【気仙沼市~石巻市】

こんにちは、てつこ♂です。
今日はいよいよ被災地に入ります。気仙沼、南三陸を経て石巻へ向かいます。
朝6時、気温は6℃、霧が立ち込める新月駅よりスタート。

朝の新月駅。始発が来る前に出発しなきゃなので早起き。
くっそ寒い。北海道では気温が上がってから出発してたので、出発時の気温5℃は過去最低。

気仙沼付近はまだ鉄道の運行が再開しておらず、バスによる運送を行ってるらしい。

Bus Rail Train,BRT。
陸前高田の奇跡の一本松は駅名にもなってる。

県境!
でも逆光w
県庁所在地を全て廻ってるわけではないけど、県境くらいは全県制覇したいので待機。

寒い中待つこと10分。ようやく撮れた。
宮城県へ!!

逆光で見えんけど表示は6℃。

朝食のためミニストップへ。
寒い中外で食べなくていいなんて、イートインって素晴らしい。
ふかひれ食べたいけどカップ麺に600円は高いのでチキる。

こういうのって大概はあとで後悔するのよね。

気仙沼駅へ。

サメのモニュメント。

元々終着駅ではないのに、震災の影響で鉄道は一方向のみ。

3年半経っても線路復旧の目処は立っていない模様。

1番線は…線路ではなくコンクリ舗装。

奥には電車が。

ちょうど目の前をバスが通る。
運行はJR。
JRは新幹線を開通した後の在来線は経営を切り離す印象だった(肥薩おれんじ鉄道とか)

でもここはJRが継続して運営。
正直採算は取れてないと思うけど、復興のために運営を続けるJRに1人で感動。

駅を出ていよいよ被害が酷かった海岸沿いへ。


気仙沼港付近の空き地。
どうみても流された跡。

奥の建物は手付かずで残ってる模様。


文化財は応急修理のみ施されている。

気仙沼港付近の復興屋台村。

気仙沼港

気仙沼港には多くの漁船が。
宮崎からカツオ漁に来てる漁師の方も。

気仙沼港前の道路。
復興から三年半経って、ようやく道路の高さを上げる工事をしていた。
ある程度の高さがないと道路としての機能が維持できないとか。

道路の脇は未だに砂利道。

昨晩酔って船から落ちて亡くなった方がいた模様。

震災後のシーズン開幕日の嶋のセリフを思い出した。

壁面に何やら印が。

平屋は軽く水に浸かる高さ。

開店前なのでフカヒレ食べる機会なかったorz

気仙沼中心部を離れると平地が続く。
どこも瓦礫を撤去して更地にしたまま手付かずの状況。
そんな中、所々に被災当時から残っていると思われる建物が。

処理された瓦礫が積まれてる。

駅の跡。

港から離れたところにある国道は何の変哲もない街並み。
少し中に入っただけで景色が変わってびっくり。

なんとなくイオン。
多くの人の職場になっているんだろうなぁと、企業の存在意義を再確認。

プレハブセブン。

小高い丘を上ったところ、浸水エリアの看板が。
こんなに高いところまで水がきてたとは。

リアス式海岸を上り降りする度に何度もこの看板に遭遇。

更地になっても植物は自生してる。

橋の跡。

廃線になった駅の跡。

道の駅大谷海岸。

プレハブ道の駅。

BRTの駅=名のバス停留所。
これは!!中にテント張って寝れるw

線路脇にある献花台。

こんなに穏やかな海なのに。

昔は金が採れてたみたい。

あれ?廃線になったんだよね?

よく見たら日付は震災前。

土のうで応急処置。


未来は僕らの手の中!!
ハマナスの花。

気仙沼~石巻を結ぶ国道は復興道路という模様。
大型車の交通量はぶっちぎりで旅の道中で一番多い。

海岸線にぽつんと残る廃墟。

家の壁だけが残ってる。

↑の家の跡はこの看板のすぐそば。
あと少し高台に位置してたら…

南三陸町へ。

生活の跡は見受けられるのに、
何もない。
北海道と違って景色に違和感がある。

らっきょうって単語はらっきょ以外で初めて聞いたぞ。落橋。
迂回のためさらに高いところを通らされる。やむなし。

砂利の空き地に復興商店街がある模様。

その駐車場に停まってる痛車。

痛くない。むしろ皆に元気を与えてると思うぞ!

震災後半年後くらいからずっとプレハブで営業を続けてるらしい。

移動販売車ならぬ移動銀行車。

ムーディー、生きてたんだね。

航空写真。before

after
学校以外全て流されている。

駅があるけど廃線で使われてはいない。

仮設住宅は町と町の間の高台に立てられている模様。
さすがに立ち寄って写真を取る気にはならない。

区画の跡が残ってる。

更地にぽつんとある建物跡。

ガラスが割れてるとこまで浸水したのかな。
むき出しのエレベーターも痛々しい。

ガソリンスタンド跡。

国道沿いの仮設スタンドで営業しているガソリンスタンド。

海沿いの工事現場。

三年半経ってようやく仮設の水道管工事。


頑張れ、佐藤さん!

BRTのバス停。

線路跡が改装されてバス専用道になってる!
もはやリアス式海岸一つ一つが峠級(笑)

てつこ♂氏、道を間違えた模様。
海岸線を通って女川経由で石巻市に行く予定が、気づいたら内陸部へ。

曲がるところを見つけられなかった。
看板もなかったから仕方ないか。

道路工事中の現場で歩行者通路かと思って進むと道がなくて急ブレーキ。
川に落ちる寸前だった。

工事のおっちゃん曰く、「やっぱ紛らわしいよなーw」「入り口塞いどくわw」

wwwじゃねーよwww
まさかのチキンレース体験でした。



道の駅入り口にて。
復興作業の方々、お疲れ様です。

これはさすがに食べる気がしなかったw

内陸部から石巻市へ。

ハイパー化したら魚雷打ちまくって大活躍の北上さん。

京セラドームっぽい建物が。

石ノ森萬画館が!

これは好きな人にとっては垂涎ものですな。
ロボコン。

仮面ライダーとデート気分にひたれるベンチ。


石ノ森章太郎。
23歳で世界一周とは!

トキワ荘という格安アパートに有名漫画家がずらり。

ざわざわ。

両さん!

館内には多数の漫画が!
館内には有料エリアもあったけどここは無料。
しかも、石ノ森章太郎以外の漫画も多数。
ワンピースとかの人気漫画も普通にあった。


石巻駅へ。
内陸部から来たからだろうか、被災地っぽさを全く感じなかった。

ってか駅前に変な人がいるぞ。

CD売った旅費で大阪から歩いて旅してる方が!

今日が目的地到着だったらしい。
週末にLIVEをするとか。

駅前で弾き語りをしながらJKにひたすら声かけまくってた。
べ、別に羨ましくなんか(ry

お仕事帰りのお父さんにご馳走になりました。
いいんだ、JKにモテなくてもおっちゃんおばちゃんじいちゃんばあちゃんにはモテてるから!!

1日被災地を巡った感想。

3年半経ってこれかよ。
瓦礫群や陸に打ち揚げられた船はなかったけど、瓦礫撤去の大変さがうかがえる。

また、復興商店街の方の話を聞いて印象深かったのが、
「TVでは復興の意味を取り違えている。復興は震災前の状況に戻ること。今はまだ道路や水道の設置状態で、復興をする前の復旧の状態。復旧が終わって企業を誘致して以前の状態に戻って復興。」
という言葉。まだ復旧の段階。復興までは道半ばだけども地元に残って営業を続けられている姿を見て胸が熱くなりました。


以上、被災地の写真と感想でした。
明日は仙台経由で福島まで行くぞ!!

走行距離94km、走行時間6時間21分
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